曖昧な依頼を AI に渡すと、推測し、脱線し、聞いていないことまで勝手に決め —— そして、あとで手戻りになる。spec は決めるべきことを先に1つのファイルへ固め切るので、AI は迷わず作り進み、本当にあなたにしか決められない時だけ、手を止めて確認します。
| 場面 | /spec なし | /spec を使うと |
|---|---|---|
| 着手 | 「X を作って」→ すぐ書き始める | 先にリポジトリを読み、調べても分からないことだけ聞く |
| 判断 | 進めながら、仮定を黙って積み上げる | 一つひとつが仕様書の1行になり、断れる推奨案が付く |
| 想定外 | 間違いに、できあがった後で気づく | 1行も書く前に、すべて先に目を通せる |
| 「完成」 | 見た目だけ整った、中身のない実装 | 実際に動かしたコマンドと、その出力・終了コードが残る |
| 次の作業 | 何を決めたのか、もう分からない | 仕様書が、すべての決定を次の作業へ持ち越す |
あなたが何かを見る前に走る、機械的なチェック。この仕様書だけで別の AI が作れる状態でなければ、ここを通れません。やり方: 下書きを、まっさらな状態の別 AI に そのファイルだけ 渡して「このまま作れる?」と尋ねます。まだ聞きたいことがあれば、それは詰め切れていない項目 —— あなたに見せる前に、そこを埋めます。代替手段: 別 AI を呼べない環境では、12 項目の自己点検 に切り替わります。各項目について根拠の1行を引用できなければ、その項目は未完成とみなされます。
人が判断する、唯一のポイント。仕様書の全文が(要約ではなく)そのまま示され、次にどうするかをあなたが選びます。選べること: 承認して開始 を選べば、そのまま実装に入ります。気になる項目だけ 直す、または後で再開する 承認だけ も選べます。実装のあいだ: 決まったことを聞き直さず、まっすぐ作り進みます。その一方で、確認すべきことは ちゃんと止まって聞きます —— 後戻りできない操作(データ削除・公開・課金)や、あなたにしか決められない新しい分岐が出た時です。目指すのは「黙って進むこと」ではなく、「正しいタイミングで聞くこと」です。
「このプロジェクトの言語は?」のような質問は枠の無駄で、信頼を損ねます。実際に聞くのは、あなたにしか答えられないことだけ —— どれも、ワンタップで断れる推奨案つき。
「速い」は「N秒以内」になるまで決まったことにしません。性能・上限・コストは、秒・件数・円のような数字に落ちて初めて、確定とみなします。
実装ログには、実際のコマンドと出力、終了コードが残ります —— 「動くはず」ではなく。実際のケースで動かし、その証拠を見られて初めて、完了です。