Apache 2.0 · Claude Code の skill · ファイル1つ・依存なし

先に、決め切る。
あとは、迷わず作らせる。

曖昧な依頼を AI に渡すと、推測し、脱線し、聞いていないことまで勝手に決め —— そして、あとで手戻りになる。spec は決めるべきことを先に1つのファイルへ固め切るので、AI は迷わず作り進み、本当にあなたにしか決められない時だけ、手を止めて確認します。

$cp -r spec ~/.claude/skills/
1
file
skill の中身は、この SKILL.md 1つです
0
dependencies
インストールもビルドも要りません
13
spec sections
どの仕様書も、同じ 13 項目の決まった形
2
checkpoints
「別の AI でも作れる?」の自己チェックと、あなたの承認
4
lifecycle states
draft → approved → implementing → done
demo

動かすとこうなる

$ /spec Mac が熱で絞られたら知らせるメニューバーアプリ
リポジトリと会話を読み、調べても分からないことだけ聞く
ラウンド1 · 方向
Q. これが「成功」なのはどんな時? → 手遅れになる前に気づける ok 推奨
Q. 自分用? それとも配布? → 自分用
自己チェック完了 この仕様書だけで、別の AI が作れる状態
承認? 仕様書の全文 —— 13項目 —— 承認 / 修正 / あとで
(ユーザー: 承認して開始)
迷わず作り進む —— あなたにしか決められない時だけ、手を止めて確認
AC-1 swift build → exit 0 ok
AC-2 熱を模擬 → 2秒でアイコンが赤 ok
完了。コマンド・出力・終了コードを §13 に記録
comparison

なぜ効くのか

場面 /spec なし /spec を使うと
着手 「X を作って」→ すぐ書き始める 先にリポジトリを読み、調べても分からないことだけ聞く
判断 進めながら、仮定を黙って積み上げる 一つひとつが仕様書の1行になり、断れる推奨案が付く
想定外 間違いに、できあがった後で気づく 1行も書く前に、すべて先に目を通せる
「完成」 見た目だけ整った、中身のない実装 実際に動かしたコマンドと、その出力・終了コードが残る
次の作業 何を決めたのか、もう分からない 仕様書が、すべての決定を次の作業へ持ち越す
gates

2つの関門

1

CHECK A「自走チェック」

あなたが何かを見る前に走る、機械的なチェック。この仕様書だけで別の AI が作れる状態でなければ、ここを通れません。やり方: 下書きを、まっさらな状態の別 AI に そのファイルだけ 渡して「このまま作れる?」と尋ねます。まだ聞きたいことがあれば、それは詰め切れていない項目 —— あなたに見せる前に、そこを埋めます。代替手段: 別 AI を呼べない環境では、12 項目の自己点検 に切り替わります。各項目について根拠の1行を引用できなければ、その項目は未完成とみなされます。

2

CHECK B「あなたの承認」

人が判断する、唯一のポイント。仕様書の全文が(要約ではなく)そのまま示され、次にどうするかをあなたが選びます。選べること: 承認して開始 を選べば、そのまま実装に入ります。気になる項目だけ 直す、または後で再開する 承認だけ も選べます。実装のあいだ: 決まったことを聞き直さず、まっすぐ作り進みます。その一方で、確認すべきことは ちゃんと止まって聞きます —— 後戻りできない操作(データ削除・公開・課金)や、あなたにしか決められない新しい分岐が出た時です。目指すのは「黙って進むこと」ではなく、「正しいタイミングで聞くこと」です。

discipline

3つの規律

01

「調べれば分かることは聞かない」

「このプロジェクトの言語は?」のような質問は枠の無駄で、信頼を損ねます。実際に聞くのは、あなたにしか答えられないことだけ —— どれも、ワンタップで断れる推奨案つき。

02

「数字のない合意はしない」

「速い」は「N秒以内」になるまで決まったことにしません。性能・上限・コストは、秒・件数・円のような数字に落ちて初めて、確定とみなします。

03

「証拠のない「完了」はない」

実装ログには、実際のコマンドと出力、終了コードが残ります —— 「動くはず」ではなく。実際のケースで動かし、その証拠を見られて初めて、完了です。